政治・産業コンプレックスの変貌
80年代の初頭以降、政治・産業コンプレックスの変貌がはっきりとしてきます。
この変貌は予想どおりにまず米国で現れ、その後すべての資本主義的空間に波及していきます。
ロナルド・レーガンの二度の任期は、この点においてすでに歴史に残るものとみなすことができるでしょう。
対外政策の分野では、かれの再軍備政策は資本主義の全面的・平和的勝利に直接起因しています。
国内秩序においては、数知れないパラドクスが見られます。
つまり、攻撃的な自由主義のイデオロギーは、先例のない長期的な財政赤字にもとつく経済政策というまったくケインズ主義的な行動を首尾よくおし隠すことができませんでした。
また、政治的戦略が個人的イメージに選択の余地をあたえる(「偉大なる相互交通」)一方で、アメリカ市民がもろもろの制度から大幅に後退し始めています。
実際、レーガンの最初の任期以来、社会体の政治的生活に対する無関心は、組織的でしだいに根深い様相を帯びています。
ついには事あるごとに語られているように、選挙の棄権がどこまで進むかを知ることが、今日では多数派政党の責任に属する行為にまでなっています。
しかし、それを知ることは難しいのです。